めっきらもっきら どおん どん

福音館書店  長谷川摂子・作  ふりや なな・画

 

 

異界に行ってお化けと友達になって遊んで帰ってくる、とても愉快なファンタジー絵本です。異界に行くための呪文のの言葉は『ちんぷくまんぷく あっぺらこのきんぴらこ じょんがらぴこたこ めっきらもっきらどおんどん』神社の大きな木の根っこに穴があいて、中を覗いてみると、穴に吸い込まれてしまいます。落ちたところに3人の面白いお化け達が飛んできて『遊ぼう、遊ぼう』と誘ってきます。断ると泣き出すお化け達・・・結局、一緒に楽しく遊びます。

ファンタジー絵本を読み聞かす場合には、いかに、子ども達を想像の世界へ引き込むかが重要になります。この絵本のポイントは、呪文の言葉です。異界に行くために呪文がありましたが、帰るときにもやっぱりちゃんと呪文が用意されています。その呪文の読み方を工夫してみるといいと思います。その為には、この絵本は必ず、子どもに読む前に自分ひとりでじっくりと読んで全体の話の流れ、雰囲気を自分なりり解釈しておいた方がよさそうです。その解釈によって呪文の言葉も読み手の個性が出てきて面白いと思います。

文庫のストーリータイムで読み聞かせたときの子ども達の反応は、年齢の低い子どもは表紙で怖いという子がいましたが、読み始めたら、お化けの泣く姿や、喧嘩する姿、遊ぶ姿にポカンと口をあけて見入っていました。話の展開の面白さと力強い絵が子ども達の想像力を掻き立てるのでしょう。

絵本の森の文庫にもありますので、是非、ご利用ください。
また、お手元に置いてじっくりと読みたい方は下のタイトルから購入できます。

めっきらもっきらどおんどんこどものとも傑作集

 

 

 

 

 

 

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