ほら、きのかが・・・
福音館書店 月刊・たくさんのふしぎ 1995年10月号(127号)
越智典子文 伊沢正名写真
<たくさんのふしぎ>は日本の小学3年生くらいからを対象年齢にしてはいますが、3歳くらいからの幼児でも十分に楽しめるものも沢山あります。 そのうちのひとつが、この『ほら、きのこが・・・』です。 全ページが写真で構成されているのですが、きのこの図鑑かと思うほどのきのこの種類です。普段お目にかかることのないような不思議なきのこから、身近にあるきのこ、街の中にあるきのこ、山の中にあるきのこ、葉の裏にある菌糸や胞子がとぶ様子・・・等々 この絵本を読んであげる季節はやっぱり、きのこが顔を出しやすい秋のシーズンがいいかもしれません。子どもの興味の範囲が広がる様子がよくわかります。 この絵本を読んでから雨上がりの散歩をすると、色々な発見があって、とっても楽しいんです。それも、地面により近い子どもの方が、今まで気がつかなかったきのこをどんどんみつけていきます。 また、この絵本を読んで、近くの森林にきのこ散策に出掛けて、その後に、えのきだけや椎茸、まいたけ、松茸などの食べられるきのこを一緒に買いに行って、子どもと一緒にきのこ料理を作ると、一層、子どもの観察力が深まるようです。是非、お試しあれ〜
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