ありの あちち

福音館書店 こどものとも 012 1996年8月号 

つちはし としこ 作

『なんだかおいしそうなものがありそうだ』
『ちょっと なめてみよう』
『しゅう しゅう いうのはなんだろう』
『あっちっち〜』
主人公のありさんは何にでも興味深々・・・試してみないと気がすまないんですが、その結果、痛い思いをしてしまいます。

絵本の森の文庫内でも大活躍のこの絵本。
<子どもを絵本好きに育てたかったら、絵本は躾けの為に使わないこと>という大原則がありますが、この絵本はどうしても躾けに大活躍してしまうんです。それでも、なぜか子どもを惹きつけててしまい、この絵本を嫌いな子は今のところ見たことありません。きっと、このありさんの行動が子ども自身の行動にそっくりなので、共感できるのでしょう。また、読み聞かせている大人の方もクスッと笑いがでてしまうような、ありさんの表情の変わりようもいいです。赤ちゃん向けの絵本ですが、絵本に慣れた5歳の男の子でも毎回、退屈しないで笑って聞いているのを見ていると、年齢幅も結構広いようです。

この絵本を読み聞かせる時には、少しだけ、童心に戻ったようにありさんの気持ちになって声を出してみると、子ども達はありさんに同化してしまい、絵本の中に入り込んでいってしまうようです。また、1歳前の赤ちゃんに読み聞かす場合には、テーブルの上のバナナやお煎餅、ビスケットを指さしながら言ってあげてもいいです。

絵本の森の文庫にもありますので、是非、ご利用ください。
また、お手元に置いてじっくりと読みたい方は下のタイトルから購入できます。

ありのあちち0.1.2.えほん

 

 

 

 

 

 

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