まいごになったぞう
偕成社 寺村 輝夫・文 村上勉・絵
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ぞうの赤ちゃんが迷子になるお話です。ぞうの赤ちゃんは、かば、わに、らいおんと順々に会って、色々と話し掛けられるのですが、ぞうの赤ちゃんは『あばば、うぶー』しか言いません。らいおんに『うまそうなこぞうだぞ』と言われても『あばば、うぶー』その上、らいおんのお腹にもぐりこみ、寝てしまいます。 ぞうの赤ちゃんのセリフはどんな場面に遭遇しても『あばば、うぶー』だけ表現されていますので、子どもが『絵を読む』のにとても良い絵本です。この絵本は、ほるぷの推薦図書にも入っていますが、是非、子ども達が低年齢の時からこういう面白い絵本に出合わせてあげたいものです。 私は、文庫で読み聞かせをする際に、子ども達それぞれの、この絵本の楽しみ方を見て、その子どもの<絵を読む力>のレベルを知る為のひとつの目安にしています。
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