虫の絵本 1

夏休み虫ずかん

稲田務・絵/宮武頼夫・文

かまきりのこどもがうまれた

得田之久・作

ちがうの どれかな

得田之久・作

のこぎり くわがた

相笠昌義・作

たべたの だれ

山口 進・写真/文

きいろいはな みつけた

甲斐信枝・作

(全て福音館書店)

 

 

夏休み虫ずかん

稲田務・絵/宮武頼夫・文

クワガタムシ、トンボ、コオロギ、蜂、アブ、カブトムシ、セミ、カミキリムシ、バッタ、カマキリ、蝶、ガ、タマムシなど、見事な細密画で描かれた図鑑絵本です。

とても絵が細かく大きく描かれているので幼い子から楽しめます。

 

かまきりのこどもがうまれた

得田之久・作

かまきりのこどもが生まれてからの様子が簡単なストーリーとともに、幼い子の目線で描かれています。最後に女の子が『こんなところにいると、つぶされちゃうよ。』と安全なところに移動させてあげます。読み聞かせで、最後まで読むと『あぁ良かったね〜』という子ども達のことばも聴こえてきます。

かまきり以外にもてんとう虫やだんご虫、蟻、蜘蛛の巣などが出てくるので、あちこち地面の上を見ながら、色々と寄り道をしながらの散歩が楽しくなるような絵本です。

歩き始めのお子さんや、虫に興味を持ち出したお子さんによさそうです。

 

ちがうの どれかな

得田之久・作

かまきりのこどもがうまれたと同じ作者の絵本です。こちらの絵本は、なかまはずれを探す質問形式の絵本です。虫についても詳しくなりますが、親子の会話を増やし、子どもの思考力を育てる絵本でもあります。

虫好きで、絵本を読みながら会話をするのが好きなお子さんには、こういう絵本はうけそうです。読み手も一緒に考えながら、沢山会話を楽しんで読みましょう。

また、この手の絵本は、少しだけ頭を柔軟にしてみると、絵本から飛び出して日常生活にも応用して、同じ形式で会話遊びができます。それぞれの個性で楽しんでみてください。

 

のこぎり くわがた

相笠昌義・作

夜になりました。のこぎりくわがたは、木の蜜を舐めにクヌギの木へ飛んで行きます。そこには他の虫達もいて、かぶとむしもやってきて・・・・

私はカナダに来てから一度も、カブトムシもクワガタムシも見たことがないので、当然我が家の子ども達も見たことがなく、『この虫はなに?どこにいるの?』という展開になることが多いのですが、虫好きの男の子は、くいるように絵を見ています。

知らない虫が出てくるときは、子ども自身が自ら、図鑑で調べたりする、とてもよいきっかけになるので、質問が出たら、答える前に調べ方を教えてあげて、一緒に調べるといいと思います。それが知的好奇心を上手に満たしてあげる学習への第1歩となります。

是非、虫好きのお子さんにどうぞ〜。

 

たべたの だれ

山口 進・写真/文

<林の中を歩いていたら、こんな葉っぱをみつけたよ。>から始まります。<たれが食べたのかな?>と問い掛けて考える間を与えてから、虫達が食べてる姿の写真。色々な葉っぱをみつけていきます。

問い掛けて、考えさせる間がある絵本なので、想像力、思考力が刺激されそうです。

また、何気ない散歩の最中の洞察力もつくかもしれません。この絵本を読んだ後、子どもと散歩しがてら<林の中を歩いていたら、こんな葉っぱをみつけたよ。>と葉っぱをみつけて差し出すと、子どもは結構、フレーズを覚えていて、ことば遊びをしながら、葉っぱと食べた虫探しを楽しむと思います。

 

きいろいはな みつけた

甲斐信枝・作

優しい色彩で描かれた、黄色い花を探す蝶の話です。

春から夏の蝶が舞う季節に読んであげたい絵本です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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