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1、おもちゃ改革・子どもが生まれる前

妊娠するまで、ほとんど幼い子どもとの付き合いがなかった私は、妊娠中に3歳までの子育てについて書かれている本を何冊か読み、子育て情報を仕入れました。

それぞれの本におもちゃの項もあり、総合的に『与えすぎは良くないから、ちゃんとその時期にあったおもちゃを必要なだけ選んで与えよう〜』と、それなりに自分のおもちゃに対する考えも持ったはずでした。

実際に買う時も、その時なりに十分に考え、選んで買ってきたはずでした。

でも、その頃は、まだ、おもちゃがそんなに、子どもの成長を変えるとは思っていませんでした。

『買って』と言われてなんでも買ってあげたり、家じゅうがおもちゃばかりで溢れていたりしたら、集中しにくくなったり、物を大切にしなくなったりするだろうな〜。

この程度にしか考えていませんでした。

おもちゃ改革・2歳を過ぎた頃

息子は2歳を過ぎても一人遊びをあまりせず、毎日、一緒に遊ぶ事を強要してきて、私は、そんな生活に少しウンザリしてきました。

そこで、なんとか、この苦痛を緩和できないものか〜と考えていた頃に、いつも購読していた絵本のメルマガが休刊になると連絡が入りました。

その休刊になる理由が<積み木が面白くてもっと極めたいから〜>というのです。

私は『えっ?積み木?なんで積み木が楽しいの・・・?』と素朴な疑問と強い興味にかられて、積み木について色々と情報を集めてみました。

すると、その積み木の世界は、私が知っている積み木の知識や概念とは全く別の物でした。

『もしかしたら、遊びの中に発展性や変化が少ないおもちゃが原因で、私自身は息子と遊ぶ毎日が退屈だったのかもしれない。そして息子が一人遊びに夢中になれないのも、発展性のないおもちゃや遊ぶ部屋の環境の整え方に問題があるのかもしれない。息子がおもちゃで乱暴に遊ぶ姿にイライラしていたのは、どうらや、プラスティックのぶつかり合う音の不快さからくるらしい。』

そんな事に気付き始めました。

そこで、私は少しづつ、我が家のおもちゃ改革・おもちゃの軌道修正をする事にしました。

その為には私自身がもっとおもちゃを知らなくては〜と思い、おもちゃ関係の本を色々と読み始め、それと平行してよく家の中を見てみると、いつの間にか、プラスティックのおもちゃばかりになってたなと再認識しました。

それでも、ただ単に木のおもちゃだから良いおもちゃだとも思えず、同じ機能のおもちゃならプラスティックの方が安いし簡単に手に入るし・・・と、ずっと思っていました。

でも、プラスティックの車やカタカタで遊ぶ音を、私でも煩い、不快だと感じるのだから、感覚の鋭い幼い子どもの耳にはどう聞こえているのだろうか。この音を毎日聞いて、普通の物として育っていったら、音に対して鈍感になってしまうのではないか。それに比べて、木のぶつかり合う音は不思議と心地良いし〜

そんな事を感じ始めた頃に、シュタイナーの本の中に書いてあった『質が質を育てる』という話に妙に納得してしまったのです。

金銭的な問題や入手不可能なものもあるので、全てのおもちゃを木のおもちゃでという訳にはいかないけれど、今日、大手おもちゃ屋さんにあるおもちゃのほとんどが、プラスティック製なのでもっと素材にも気を付けて、極力自然素材を〜という考えに至りました。

そして、<作れる物は自分で作るべきかも〜?>と考えさせられたのも、この頃です。手作りの物には温もりがあります。感覚の鈍くなってしまった我々大人には感じない温もりを、この時期に感じて育ったか感じないで育ったかは、目に見えない・人間の質の部分が変わってくるのではないかと思います。

もっと極端な言い方をしてしまえば、自然の息のする物にあまり関わらずに毎日を暮らして育ってしまったとしたら、自分の生すら感じられないような、無機質な人間になってしまうこともありえるのではないかと思います。

よくよく気を付けて見てみると、今の世の中そんな物ばかりじゃないですか・・・

その事に慣れてしまい、私自身、その事に気付くのに時間がかかってしまいました。

これって私自身も無機質になりつつあるのかも・・・と反省しつつ、我が家のおもちゃ改革がゆっくりと始まりました。

でも一体、どんな物がいいおもちゃなんでしょうか?どうやって選べばいいのでしょうか。

子どもの遊びはどんな風に子ども自身の成長に関わっていくのでしょうか。

本から知識を得ては子どもの日常を観察して、思考錯誤の日々が始まりました。

 

 

 

 

 

 

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