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  人形のお城  

 

 

子どもにとって人形は、遊ぶだけではなくて

とても大切な意味があります。

それは、人形は子どもにとってお友達のような存在に成り得るということです。

それも生きた現実のお友達とはまた違う

『心のお友達』

あるいは『子ども自身の分身』のようなものです。

 

 

 

 

子どもと人形/人形のもつ意味

子どもにとって人形はおもちゃの中でも特に大切なもの、別格なものです。

なぜかというと、人形が人間の姿・形をしている為

人形は子どもにとってお友達のような存在になることができるからです。

それも現実のお友達とはまた少し違う・・・

いわば『心のお友達』、あるいは『分身』のようなものです。

家の子ども達は、自分が怪我をしたりすると、人形にも同じ所に

バンドエイドを貼ってあげていたりしていますが

子どもが楽しい時は人形も楽しい顔、悲しい時は人形も悲しい顔をするようです。

子どもはそうやって自分の心を人形に投影することで

日常の自分の心のバランスを見出すことができるそうです。

そして、子どもが毎日、見て体験している様々な人間の姿や営みが

子どもの想像力によって、人形遊びの中に再現されて追体験されます。

それは、幼児が人間の生活へと導かれていく助けになるという意味でも

人形遊びは、子どもの成長過程で、どうしても欠かせない遊びのひとつになります。

 

 

子どもと人形/子どもに与える人形とファンタジー

市販の人形には顔立ちや表情がはっきりしていて

目を瞑ったりするものなども多く出回っていますが

子どもに人形を与える時、その人形は、

子どもが自らの想像力を使って働きかけることができるよう

はっきりとした表情がない素朴なものである方がいいようです。

素朴であればある程、子どもが自由に想像力を働かせることができます。

素朴な人形の方が、子どもが自分の心を投影させやすくなります。

そして、子どものファンタジーを呼び覚まして引き出し

創造的な遊びへと促すことも可能になります。

 

 

子どもと人形/親に求められること

その人形は、そこに『いる』のですか?『ある』のですか?

子どもに人形を与えた場合、子どもがその人形とよい関係を持つ為に

大人の人形に対する接し方はとても重要です。

私達、大人は子どもに人形の遊び方を教え込むことはできません。

でも、大人自身が、実際にその人形に愛情を持って接すれば

子どもはその姿を模倣して、人形との関係を築いていくことができます。

子どもが人形と結びつくことができれば、子どもの心の支えにもなり

人形の身の回りの世話をすることで、大人の生活を疑似体験できる上

その中で想像力も育っていきます。

人形に名前は付いていますか?

部屋の中に、人形のいる場所がありますか?

人形に朝のあいさつや寝る前のあいさつをしていますか?

名前もなく、おもちゃ箱や棚に置かれたままの状態だとしたら

子どもにとって、その人形はそこに『ある』だけで

子どもの心の友になる対象には成りえません。

人形遊びをもう1歩踏み込ませたいのなら

そういうところを周りの大人は配慮するべきです。

名前を付けてあげて、部屋の中にお人形の為のイスやベンチ

寝る場所などを確保してあげて、大人から率先して

『おはよう。よく眠れた?』『疲れたね。おやすみなさい』

と人形に話しかけてあげて、髪の毛をとかしてあげて

洋服を着替えさせてあげて

たまには子どもと一緒にお風呂に入れてあげましょう。

どうですか?馬鹿馬鹿しく感じますか?

もし、人形に愛情を感じられず、馬鹿馬鹿しいと思ってしまうのであれば

本当に自分がその人形に愛情を感じるために

『人形を自分で作る』というのが、一番の方法ですが

それだけの労力を費やすだけの価値のあることだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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