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 2、良い積み木の条件  

 

フレーベル、ニキーチン、シュタイナー、ネフの積み木などと

色々なタイプの積み木がありますが、

ここでは、何もないところから、何かを自由に作り上げていく為に

必要な積み木の条件をあげてみたいと思います。

 

レンガ型積み木

ヨーロッパの保育園・幼稚園で最も一般的なのが

レンガ型の積み木ですが

何かを作るのには、このレンガ型の積み木が一番です。

積み木遊びの本領は積み上げることにありますが

レンガ型ほど積むのに適した形はありません。

レンガ型は人類が発明した構造物を作る為の

最高の道具です。

 

量と形

1、同じ形が沢山あること

子どもが積み木遊びをする時、積み木の数を数えて

それに合せて遊ぶのではありません。

遊んでいるうちに、色々な構想が湧いてきて、次々と遊びを発展させていきます。

ですから、さて、あともう少しで完成〜!と思った時に

積み木が足りないというのでは、面白さも半減してしまいます。

数の目安は、子ども1人にレンガ型100個くらいは必要です。

 

2、長い棒の積み木があること

基本のレンガ型を2倍、3倍、4倍・・・と倍数で長くした棒の積み木が数本あると

柱や梁になって広く大きな空間を作ることができるので

積み方の幅が広がり、迫力が増して、面白さも倍増します。

 

3、立方体

レンガ型の積み木で充分に遊び込み、次の段階に揃えてあげたいのが、立方体です。

レンガ型でも立方体の代役は果たせるのですが、レンガ型に比べて安定感があるので

大きな動物の足、ビー玉転がしの足などに使うと安定感が増します。

あとは、立方体だけで、ピラミッドみたいな三角の壁を作ったりもできます。

4、三角

三角の積み木は最初から与えない方がいいと思います。

幼い子どもほど、三角を使ってしまうと、その上にはもう積み上げることができなくなり

そこで遊びが終わってしまい、発展性に欠けてしまいがちです。

もちろん、三角にもそれなりの楽しい要素は沢山あるので

必要だとか、ほしいと思うこともでてくるかもしれませんが

積み木遊びの初心者は、やはりレンガ型の積み木で充分に遊び込むべきです。

そうして充分にレンガ型積み木の本質をつかんでから、立方体へ、

そして、余裕が出てきたら、三角を増やしてあげればいいと思います。

この順を追って進んで行った方が、子ども自身、学べることが沢山あるかもしれません。

 

 

基尺を統一する

基尺というのはその積み木の基本になるサイズのことで

例えば『4cm基尺の積み木』と言った時

全ての形の1辺が4cmの倍数で作られています。

ですから無造作に好きな方向で積み上げていっても高さがピタリと揃いますが

基尺の統一していない積み木で遊ぶと

段差ができてしまい上に積み上げるのに支障が出てしまいます。

また、基尺の違う積み木が混ざると

数学的な法則性を子どもが直感しなくなります。

 

買う時に、この基尺を統一することは

積み木で遊ぶ上でとても重要なことです。

 

 

材質について 

軽過ぎても積みにくいので適度の重量感が必要です。

多くの積み木は、楓、桜、桂、ブナなどで作られていますが

ヨーロッパで色々なおもちゃに一般的に使われているブナ材は

角が欠けにくい、適当な重量感、癖のない白さからも

最も適している材質だと言われています。

 

積み木の精度

『なんで、こんなに高いの?このくらい、自分でも作れるのでは?』

なんて、思うこともあるかと思います。

実は、私もあまりよく知らない頃はそう思っていました。

でも、積み木遊びをしていて、子どもが幼ければ幼いほど、精度のよい積み木でなければ

高く積んでいくことは困難になるなぁと、今は実感しています。

沢山の数の積み木を使うので、全ての積み木の大きさがぴったり同じでちゃんと並行でないと

高く積み上げると、数ミリの誤差が段々と広がり、バランスを取るのが難しくなります。

とは言え、木は生きていますので、湿気や乾燥の具合で、必ず誤差はでてきますが

積み木加工の段階で、あまりにも精度が悪い積み木は避けるべきです。

積み木の値段の違いはこの積み木の精度の違いからくることが多いので

購入の際には悩むところですが、予算が許すならば

より精度の高い積み木を選んだ方が、いいと思います。

また、購入される前に、しっかりと、どのくらいの精度なのか

問い合わせてみるといいと思います。

                     

 

 

 

 

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