ホーム

子どもの園について

絵本の森

おもちゃの山里

ことばの泉

リンク

 

 

3、子どもにとっての良いおもちゃとは?

 

色々なおもちゃや遊びに関する本を読んだり

ネットから情報を得たりしてきましたが

それらに共通していたことを簡単に、まとめてみました。

・おもちゃは子どもと大人で選ぶ。

・大人が刺激をコントロールする必要がある。

・刺激の少ないものから与える。

・基本的、原理的な構造のものから与える。

・主動的なもの。動力を使ったおもちゃは避ける。

・子どもが自分から働きかけて遊べるもの。

・遊び方に自由があるもの。

・自分で感じて、考えて行動させれるような環境にする。

・子どもそれぞれの敏感期を見極め、その時期を活かす。

 

素材について

赤ちゃんは生まれてから、外の刺激に影響を受けながら育っていきます。

ですから、現代社会で生きていく為には

自然素材以外の様々な物にも触れて育つ必要もあるでしょう。

でも、自然界に一番近く、とても敏感な乳児期の赤ちゃんが、

最初に触れる素材は、木、布、紙などの自然素材が良いようです。

余談になりますが、私の昔からの友人で、ヨガを教えている人がいます。

その彼女はヨガを通して、感覚を研ぎ澄まし自然界により近くなるにつれて

皮膚感覚がとても敏感になり、天然素材のものしか着れなくなりました。

合成繊維のものだと、肌がピリピリと痛むそうですが

生まれたばかりの赤ちゃんも、もしかしたらそのくらい・・・

いえ、それ以上に、皮膚感覚が敏感なのかもしれません。

動力を使ったおもちゃについて

人間は生まれてから、物や人間、自然のそれぞれと

関係を持ちながら、自分というものを作りあげていきます。

関係を持つ為には、自分から物に対して働きかけなければいけませんが

おもちゃの余分な音や動きは、子どものこういった気持ちを萎えさせて

その代わりに受身な気持ちを育ててしまいます。

子ども自身から自主的に働きかける意欲を育てる為には

おもちゃの側からの働きかけがないこと、

動力を使っていないおもちゃであることが大切です。

おもちゃが勝手に動いたり、音を出したりしないからこそ

子どもの側からおもちゃに対して働きかけようとします。

それが、意欲や想像、自主性などを育てることにつながっていきます。

刺激について

おもちゃの強い刺激は一時的には子どもを引き付けますが

刺激というものは、すぐに慣れてしまい

今度はもっと強い刺激がなければ反応を示さないというように

段々とエスカレートしていきます。

ですから、子どもの脳の発達にとって

良質の働き掛けとしての刺激に留めるべきで

あまり強い音や動き、光などの刺激は

子どもにとって決して好ましいものではないと思います。

刺激を少なくすることで

子どもの内面からの意欲が引き出されます。

遊びの自由性について

子どもが自由な発想で自由に遊べることで

初めて、その子自身の個性がそのまま活かされ

自らの力で学んでいける為の基礎となる

興味や好奇心が育つのだと思います。

その為には、遊び方が決まっていてその遊び方しかできないおもちゃよりも

素材的なおもちゃで、遊び方は子どもの自由というおもちゃの方がいいです。

そして、周りの大人も『違うわよ。それはこうやって遊ぶものよ。』

などと強要したり否定したりしないことです。

子どもの考え出した遊び方に共感して褒めてあげたら

子どもの自信にも繋がるし、ますます創造性を発揮します。

また、もし、それを使って何か特定な事を教えたいと考えた場合には

子どもの遊びを否定したり、ことばで直接的に教えることは避けて

まずは、子どもと大人が平行遊びの状態で

大人自身がその遊びを子どもの横で楽しむことです。

子ども自身が、自分の自由に遊び、満足してふと横を見たら

同じものを使って違う遊びをしている。

なんだか楽しそうだな・・・

こういう状況だったら、子どももいつしか自らの意思で

参加しているという状態になりやすいです。

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送